電験勉強

令和元年度に電験二種合格しました。皆様のお役に立てるよう、電験一種〜三種に関する情報をアップしていきます!


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端子短絡故障遮断、近距離線路故障遮断

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皆さんこんにちは。

質問箱(Peing)で電験に関する質問を募集しており、Twitterで呼びかけもしたためか、とてもありがたいことにここ最近はいくつか質問をいただけるようになりましたが、想像していた以上に難しいご質問が多く、即答できない状況であり自分の力の無さを痛感しております。

今日は、いただいたご質問でご回答ができなかった内容について、ご質問いただいた方に見ていただけるかどうか、参考になるかは分かりませんが書きたいと思います。

端子短絡故障遮断と近距離線路故障遮断について、私も再度参考書(過去問)を見て勉強しましたが、どの参考書も書かれている内容はほとんど同じであり、あまり詳細に書かれていない印象ですが、一種の一次試験と二次試験の両方で過去に出題されており(二種でも出題されているかもしれません)、一種受験者であればしっかりと理解しておく必要があると思います。(現時点では私は理解が追いついていないです。)

 

端子短絡故障遮断とは、

発変電所の遮断器端子近傍で発生した短絡あるいは地絡故障時の電流を遮断する現象。

近距離線路故障遮断とは、

発変電所の遮断器に近く、数kmから10kmくらいまでの範囲の距離で起こった線路故障時の電流を遮断する現象。

であり、主な違いは故障発生地点が「遮断器の近く」であるか「遮断器に近いが、数kmから10kmくらい離れたところ」であるか。また、故障電流を遮断したときに遮断器極間に加わる過渡回復電圧の様相などが異る。でしょうか...

両者の過渡回復電圧の違いは、どの参考書を見ても書かれている内容はほとんど同じだと思いますので、割愛させていただきます。

少し話が逸れますが、架空送電線の故障は雷撃による逆フラッシオーバなどの1線地絡故障が大半であり、遮断器を開放し故障区間を系統から切り離すことでアークが自然消滅して、絶縁耐力が回復した後に再送電(再閉路)することで、送電を継続できる場合が多いと言われていますが、これとは異なり、発変電所の遮断器近くで発生した故障では、上記の通り故障電流を遮断することで遮断器極間に過渡回復電圧が発生し、これらが原因で遮断器での遮断が不能になる場合があり、遮断器極間の過渡回復電圧・絶縁回復特性、再発弧などの現象についてまとめたものを端子短絡故障遮断・近距離線路故障遮断と定義していると考えています。

詳細に説明できる方、是非コメントいただければと思います。

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