対数計算
今日は対数計算についてメモします。
正の数cとAが与えられたとき、A=c^Nを満足する数Nの値を、cを底とするAの対数といい、N=logcA(ログシーのエー)で表す。
10を底とする対数を常用対数といい、N=logⅹAと表す。
(ⅹを10と読み替えてください)
対数の公式
①log(A×B)=logA+logB
②log(A÷B)=logA−logB
について、実際に数を使って求めてみました。
まずは、①の乗算から
まず、対数の底をc、A=c^N、B=c^Mとすれば、
N=logcA、M=logcBとなり、
A×Bを求めるとA×B=c^N×c^M=c^N+Mとなる。
ここで、c=10、A=100、B=1,000とし、
N+M=logcA+logcBを解くと
N=logⅹ 100、100=10^N、N=2、
M=logⅹ 1,000、1,000=10^3、M=3、
2+3=logⅹ 100+logⅹ 1,000
5=logⅹ (100×1,000)
5=logⅹ 100,000
となり、100,000=10^5であるから、
logA+logB=log(A×B)となる。
(ⅹを10と読み替えてください)
次に②の除算について、
①と同様にA÷Bを求めるとA÷B=c^N÷c^M=c^N−Mとなる。
ここで、c=10、A=100、B=1,000とし、
N−M=logcA−logcBを解くと
N=logⅹ 100、100=10^N、N=2、
M=logⅹ 1,000、1,000=10^3、M=3、
2−3=logⅹ 100−logⅹ 1,000
−1=logⅹ (100÷1,000)
−1=logⅹ 1÷10
−1=logⅹ 0.1
−1=logⅹ 10^−1
となり、0.1=10^−1であるから、
logA−logB=log(A÷B)となる。
(ⅹを10と読み替えてください)
指数(logA^N=nlogA)については、また今度にしたいと思います!